【福岡県飯塚市】万葉集「第12巻3161番歌」の万葉歌碑をゆく

在千潟あり慰めて行かめども家なる妹いいふかしみせむ

『万葉集』の第12巻に収録されている3161番歌は、さまざまに解釈されている作者不詳の歌です。

在千潟の場所についても諸説あり、はっきりとはしていませんが、現在の福岡県福津市星ヶ丘団地辺りではないかという説にちなみ、万葉歌碑が建立されています。

『万葉集』第12巻、3161番歌について、原文・読み下し文・現代語訳と、万葉歌碑の場所を紹介します♪

目次

万葉歌碑の場所

『万葉集』第12巻 3161番歌の万葉歌碑 / 2024年9月30日訪問

ありがたあり慰めて行かめども家なるいもいいふかしみせむ

この歌が刻まれた万葉歌碑は、福岡県福津市の星ヶ丘団地を上った先にあります。

なぜこの場所に建てられたのかというと、江戸時代の学者「貝原益軒」が編纂した『筑前国続風土記』に、この3161番歌にある「在千潟」はこの付近だと記されているからです。

この辺りはかつて宗像郡の荒自郷あらしのさとというエリアであり、現在もあらという地名が残っています。

目の前に広がる海は、あらがたと呼ばれていたのではないでしょうか。

あくまで「在自潟参考地」とされておりますが、貝原益軒の説はかなり確度が高いのではないかと思います。

「在自潟」参考地 / 2024年9月30日訪問
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この記事を書いた人

うつ病で生きづらさを抱えていた30代の頃に、鴨長明『方丈記』を読んで大共感。「人の悩みは昔も今も変わらないものだ」としみじみ感じ、学生時代はまったく興味がなかった古文や漢文の魅力に初めて気づきました。20年計画で『源氏物語』と『万葉集』の全訳にも挑戦中。万葉歌碑めぐりや街道歩きなど歴史探訪も好きです。

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