万葉集「巻6-959番歌」の原文・現代語訳・作者・万葉歌碑

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原文

 豊前守宇努首男人謌一首

  徃還 常尒我見之 香椎滷 従明日後尒波 見縁母奈思

読み下し文

  豊前守宇努首男人の歌一首

  かえつねにわが見ししひかた明日あすのちには見むよしもなし

語釈
  • ゆ:⋯から。⋯以来。

現代語訳

 豊前守宇努首男人の歌一首

  行きも帰りもいつも見ていた香椎潟。明日より後には見る機会もなくなるのか。

作者

 宇努男人

万葉歌碑

万葉集「巻6-959番歌」の万葉歌碑 / 2024年10月27日訪問
万葉歌碑の所在地
福岡市東区「香椎宮」の参道入口 / 2024年10月27日撮影

場所:香椎宮の参道入口

住所:〒813-0011 福岡県福岡市東区香椎1丁目23

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この記事を書いた人

うつ病で生きづらさを抱えていた30代の頃に、鴨長明『方丈記』を読んで大共感。「人の悩みは昔も今も変わらないものだ」としみじみ感じ、学生時代はまったく興味がなかった古文や漢文の魅力に初めて気づきました。20年計画で『源氏物語』と『万葉集』の全訳にも挑戦中。万葉歌碑めぐりや街道歩きなど歴史探訪も好きです。

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