【訪問記】『平家物語』ゆかりの地を巡る関門海峡散歩コース

 元暦2(1185)年3月24日、長門国赤間関壇ノ浦で行われた「壇ノ浦の戦い」。序盤は平知盛を大将とする平氏軍が優勢でしたが、潮の流れが反転すると源義経が率いる源氏軍のターンとなり、平氏は滅亡へと追いやられました。まだ6歳(数え年8歳)だった安徳天皇は、おばあちゃんの平時子に抱かれて入水。平知盛は平氏一門の最期を見届けて、海峡に身を投じました。

 現在、安徳天皇は下関側の赤間神宮に祀られており、門司側の甲宗八幡宮には平知盛の墓があります。関門トンネルを歩いて渡れば、ウォーキングにちょうど良い距離。平知盛と源義経の像を拝める壇ノ浦古戦場跡、平氏一門が戦勝祈願の酒宴を開いたといわれる和布刈神社なども巡る、オススメの散歩コースです。下関と門司にまたがる『平家物語』ゆかりの地をまとめて回れますので、ぜひ歩いてみてくださいね♪

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コース概要

ルート地図

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この記事を書いた人

うつ病で生きづらさを抱えていた30代の頃に、鴨長明『方丈記』を読んで大共感。「人の悩みは昔も今も変わらないものだ」としみじみ感じ、学生時代はまったく興味がなかった古文や漢文の魅力に初めて気づきました。20年計画で『源氏物語』と『万葉集』の全訳にも挑戦中。万葉歌碑めぐりや街道歩きなど歴史探訪も好きです。

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