万葉集「巻3-340番歌」の原文・現代語訳・作者・万葉歌碑

  古の七の賢しき人どもも欲りせしものは酒にしあるらし

目次

原文

  古之 七賢 人等毛 欲為物者 酒西有良師

読み下し文

  いにしへななさかしき人どももりせしものは酒にしあるらし

語釈
  • ななのさかしきひとども【七の賢しき人等】:竹林に清談した魏晋の七賢人。阮籍げんせき嵆康けいこう山濤さんとう劉伶りゅうれい阮咸げんかん向秀しょうしゅう王戎おうじゅう
  • ほりす【欲りす】:欲する。欲しがる。

現代語訳

  古の竹林の七賢人たちも、欲したものは酒であったに違いない。

作者

 大伴旅人

万葉歌碑

万葉集「巻3-340番歌」の万葉歌碑 / 2024年10月4日訪問
万葉歌碑の所在地
太宰府歴史スポーツ公園 / 2024年10月4日訪問

場所:太宰府歴史スポーツ公園

住所:〒818-0138 福岡県太宰府市吉松4丁目1-1

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この記事を書いた人

うつ病で生きづらさを抱えていた30代の頃に、鴨長明『方丈記』を読んで大共感。「人の悩みは昔も今も変わらないものだ」としみじみ感じ、学生時代はまったく興味がなかった古文や漢文の魅力に初めて気づきました。20年計画で『源氏物語』と『万葉集』の全訳にも挑戦中。万葉歌碑めぐりや街道歩きなど歴史探訪も好きです。

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